298日目 君の溜息なんて春風に変えてやる!

シンデレラシンドロームというのをご存知でしょうか?シンデレラシンドロームは「女の幸せは男によって決まる」という考え方を持っている女性が陥りやすい心の病です。常に王子様にリードしてもらって自分はそれに付いていくだけ。結果、物事を自分で決断できなくなり完全に夫もしくは恋人に依存するようになってしまう。恐ろしい病気です。
何だかんだで今の時代も女性は結婚すると専業主婦になることがほとんどです。シンデレラシンドロームは言わば女性版NEET。自分の足で歩けない存在です。
でも王子様に守ってもらうだけのNEETな生活に憧れるのも事実。っていうか僕は一生守ってくれる王子様が現れたら地位も名誉も誇りも全部捨てて*1身も心も王子様に捧げる準備ができてます。
でもそんなことは起こりえないわけで。こういう欲求は妄想で済ますのが一番です。その妄想の手助けになるであろう映画を一つ紹介したいと思います。

猫の恩返し / ギブリーズ episode2 [DVD]

猫の恩返し / ギブリーズ episode2 [DVD]

周りの評価はいまいちですが*2大好きな映画です。もしかしたら一番好きな映画かもしれません。
この映画のポイントは魅力的なキャラクターたちと温かい世界観。簡単に言えば「萌え」です。と言ってもオタクっぽさを抑えた万人向けな萌え。一般の人が見て嫌悪感を覚えるようなことはまず無いでしょう。*3

主人公の吉岡ハルの画像をぺたぺた。
吉岡ハル、17歳。退屈な授業に、意味のないホームルーム、唯一の楽しみは親友とのおしゃべり。やることはたくさんあるけれど、変わりばえのない毎日。それなりに楽しいけれど、満足しているかと聞かれたら、よくわからない。そんな女の子。
うん、超可愛い。我ながらいい絵がキャプチャできたと思う。

続いてバロン。本名フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵。人間世界では「地球屋」という骨董屋に飾られた人形の姿を借りているが、実は異世界で起こる不思議な問題を解決する猫の事務所の主。抱かれたいアニメキャラランキングなんてものがあったら断トツ1位間違い無しの超イケメン。僕に言わせればこの映画の魅力の8割は彼によるものです。
映画を見終わった後、バロンに骨抜きにされていること間違い無し。「溜息がでるほどかっこいい」、彼以上にこの表現が似合うキャラを僕は知りません。
バロン以外にもイケメンはたくさんいます。ルーン王子、ムタさん、トトさん...挙げれば限がありません。この映画はひたすらイケメンたちにちやほやされる映画だと思ってくれて結構です。シンデレラ願望を持っている方にはいい妄想の材料になると思うのですがいかがでしょう?
最後に大好きなシーンをぺたぺた。

「私の名はフンベルト・フォン・ジッキンゲン!ハルを迎えに来た!!」
ヒーローは遅れてやってくるの法則wかっこよすぎです。この後ハルに抱きつかれるのですが表情一つ変えないところがまたまたかっこいい。
「帰れた!私帰れたんだ!!みんな、ありがと〜!」
猫の国から帰還。ハルのほっとした表情がまた可愛い。「胸なんてないのに〜!!」は個人的にジブリ作品屈指の名言w

「私、あなたのことが好きになっちゃったかも!」
「うん、ハルのその素直なとこが私も好きだよ」

キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!!
凡人には決してできない切り替えし。一瞬たりとも隙を見せない。まさにパーフェクト。もしバロンが万一この先誰かと結婚するとしたらその結婚相手は不幸だろうな。夫に何一つしてやれることが無いだろうからw


妄想促進映画(なんじゃそりゃw)として紹介させていただきましたがそこはジブリ、普通に完成度は高いです。自然と人間の共存...生と死...そんなテーマを躍起になって探してもそんなものはありません。何も考えず素直な心で見ればきっと猫の恩返しの「本質」なるものが見えてくると思います。



おばあちゃんは云っていた...手の込んだ料理ほどまずい。どんなに真実を隠そうとしても、隠しきれるものじゃない...ってな。
最後はカブトネタで締め。おばあちゃん語録はわかりやすくて好きです。

*1:全部最初から無いけどw

*2:「普通」という評価すら聞かない。何故?

*3:と思ってるのはオタクだけというオチかもしれないがw