185日目 いつでも女の子♪(Let'sGo!) 結構ムリめな夢も見てる♪

ちなみに極上生徒会は見たことないです。ってどうでもいいですね。それでは前回の続きです。

前回のあらすじ
5限の授業までの空き時間、空き教室でひぐらしのなく頃にをやっていたらグループワークをしたいから教室を空けて欲しいという人達が出現。退室する僕。残りの時間を散歩に費やそうとなにもない畑道をぶらぶらと歩く。そこで彼が見たものは!?


こっから今回の内容
なにもない畑道を歩いていたらなぜか高校生が2人いました。そこでその2人はキスをしてました。しかも彼の方はマフラーなんか掛けてあげちゃったりして。よっ!ニクイね!

いやードラマ以外で日本人同士がキスしてるの初めて見ましたよ。日本人もキスするんだ。知らなかったぜ。φ(..)メモメモ

時間の問題もありそこを離れて大学に戻ることにしました。その道中に僕がしていた妄想を少しだけ公開。それにしても自分の妄想を文にするのってこんなに大変なんですね。フィクションを書くのは小学3年生の時の宿題以来だったので。

さて恋愛未経験、ここ8年間で読んだ本はわずか6冊、小説を生涯で1回しか書いたことがない(しかも小学校時代)が書く妄想小説とは!?大変お見苦しいものになっていると思いますがどうぞ。多分「これを大学生が書いた」ということを頭の片隅に入れていただければまあまあ楽しめると思います。キモオタが普段からどんな妄想をしているのかの一サンプルとしてもどうぞ。


第1話「始まりの時〜Red and Blue〜」
――はぁ...――
時刻は午後3時50分。赤川陽菜は人気の無い校舎裏の畑道に向かって歩いている。
――なんでこんなこと――
この言葉が赤川陽菜の頭をぐるぐる回り続けている。
思い出すと自分自身を殺してしまいたい衝動に駆られる。まあそんなことしないけど。
ってなに一人でぶつぶつ言ってるんだろう。死にたくなる。
事の発端は2週間前。
いつも通り、そう、本当にいつも通り。青木瞬が私にデートを申し込んできたのだ。
何度断ったことか。何十?何百?あいつ、休み時間の度に来るから本当に百回超えてるかもしれない。
とにかく断っても断ってもあいつはあきらめない。むしろ断る毎に押しが強くなっているような気がする。
「二度と私に話しかけないって言う条件付きならいいわよ。」
「本当!?じゃあそれでいいや。今度の日曜でいい?」
なんだこいつ。それでいいのかよ。本当にただデートがしたかっただけなのか?
これで終わると思っていた。だからわざわざ休日を返上してのおもしろくもない遊園地デートもそれほど苦ではなかった。
「もう二度と話しかけないって約束わすれないでよ。」
「はいはい、わかってますよ。それじゃあね。愛してるよ。」
最後のやつは聞かなかったことにして、それじゃあね、じゃねぇだろ。まあいいや。はい、終わり。お終い。これで私は二度と奴とは関わらない。
が、そうじゃなかった。次の日学校に行ったらそのデートの話で持ちきりだった。
あいつがあたり構わず言いふらしたのだろう。本当に迷惑な奴だ。
――でもなんでこんな盛り上がってるんだ?――
「ねえねえ、瞬くんとデートしたってホント?」
あー、わすれてた。あいつってもてるんだった。
あいつは顔がいいし、気が利く。っていうか利きすぎる。私が
「喉乾いたな〜」
と独り言を言うとどこからともなく両手にジュースを持ってやってくる。なんでも他の女子にも同じ事をしてるとか。
レディーファーストらしい。どこからともなく表れてジュースを持ってくることのどこがレディーファーストなんだ。わけわからん。
はっきり言って青木瞬なる男はバカだと思う。
「いいな〜、ね、陽菜は瞬くんのどこが好きになったの?」
そう言えばこの前国体にでたとか言ってたな。たしか幅跳びとかだったと思う。
なるほど――もてるわけだ。納得。で、いま七海はなんて言ったんだっけ。
………は、?
「な、何それ?あいつとは別に付き合ってないよ?」
なにかやばい状況に置かれているような気がする。とりあえずできるだけ愛想良く言ってみた。
「もしかして私と瞬くんが付き合っていることになっている...ってこと?」
七海はこれ以上無いってくらいの笑みで、
「ん、そうじゃないの?瞬くんすごいよろこんでたよ。陽菜を神戸につれていく!だって。笑っちゃうね。」
ちょっと待て。「二度と話しかけないで」って言う言葉のどこをどうわかればば付き合うことになるんだ?
あいつはただのバカなんじゃなくて言語障害でも持っているのだろうか。っていうか何故神戸?オリックスファン?
とにかくあいつを掴まえて問い詰めないと。昼休み、陸上部が活動しているグラウンドに押しかける。
やけに満足そうな表情に見えるあいつを見つける。なんかすっごいむかつくんですけど。
今すぐどういうことなのか問い詰めたかったけどギャラリーが邪魔だ。とりあえず放課後に校舎裏の畑道に来るように言った。
ああもう、本当にめんどくさいことになってきた。頭がくらくらする。


――はぁ...――
時刻は4時。赤川陽菜は青木瞬の待つ校舎裏の畑道に付く。
「どういうことかな?」
顔が引きつる。どうも私は思っているより怒っているようだ。
「………」
青木瞬は答えない。
「………」
「………………なんとか言いなさいよ。」
そう言おうとして思い出した。あいつは私と話すことができないんだった。だから昼休みも頷いているだけだったのか。
「しゃべっていいわよ。」
ああ、アホらしい。もうちょっと臨機応変にというかTPOをわきまえてほしい。
「君の事を愛しているから。」
「――――ッ!」
我慢、我慢だ。いつものことじゃないか。奴に主導権を握らせてはいけない。
「それとこれはどう関係あるのかな?」
「いや、こういう噂を流しておけば今のうちら関係から一歩前進できるかな、と思って。」
「私に命を狙われる関係に一歩前進したいと?」
私のハリウッド映画よろしくの気の利いた返事がおもしろかったのか青木瞬は笑った。なんかちょっと緊張が解けてきたかも。
だがすぐにキッとした表情に戻り切り替えしてきた。心なしかいつもより気持ち悪さが30%アップしてる。
「違うよ。こうみえても僕は結構女子に人気があるんだよね。こんなもてる僕をデートまでしておいて振るなんて周りが許さないかもよ?」
だんだんわからなくもなくなってきた。要するに既成事実を作って無理やりでも付き合うことにしてしまうつもりか。
でもそれになんの意味があるのか。一言も話さないデートをするくらいの奴だから、全く好かれてない人間と付き合うのもありなのか?
「そんな付き合いをして楽しいの?っていうかこれ脅迫なんじゃ?」
「たのしいよ。それに今は脅迫かもしれないけど君はこの青木瞬が好きになる、絶対に。」
全部計算通りですとでもいいたいのだろうか。それにしてもこいつってこんな奴だったんだ。もっとなよなよしてる奴だと思ってた。思ったよりおもしろい奴かも。
それにこっちにはいつでも引ける引き金があるんだ。乗ってみるのもおもしろいかも...
「それじゃあこっちも条件を出すわ。私生活にはお互い一切干渉しない。学校でだけでの関係。それを破ったら...わかってるわね?」
「大丈夫だって、約束は守りますってば。」
思いっきり睨み付ける。こいつわかってない。
「わかってるって。陽菜のお父様は怖いからねー。」
私の父親は政治家をやっている。それなりに力があるらしく、特にOBということでこの高校への影響力はすごいらしい。
私が軽いイジメを受けたときがあった。陰口を叩かれただけのイジメと呼べるかもわからない本当に軽いもの。
家でそれを愚痴ったら次の日陰口を叩いていた奴らは全員退学となっていた。当然そのことを青木瞬も知っている。
私を怒らせるのは生徒達には死活問題なのだ。青木瞬もつくづく危ない橋を渡っていたものだ。
「それじゃあたった今から青木瞬と赤川陽菜は付き合うことになりました〜!」
ははは...もうなんとでもしてくれ。帰ろうと歩き出したとき急に肩をつかまれてバランスを崩してしまった。
「きゃっ!」
瞬に抱きかかえられる形で、後ろに倒れこんでしまった。今度はなんなんだよ。本当にたいくつしない奴。
「なんか用?」
「まだ、終わりじゃないよ。恋人同士になったらまずコレをしないと。」
そう言い終わった瞬がまるで そうすることが当たり前のように、ずっと前から続いている習慣のように自然に私と唇を重ねた。
瞬は私の首にマフラーを巻いた...ようだ。今はなんか頭がうまく働かない。
「それじゃあ、また明日ね!寒いから暖かくしておいたほうがいいよ。」
私は満足気な表情を浮かべながら練習があるからと学校の方へ消えていく瞬をぼんやりと眺め続けていた。


〜次回予告!〜
教室内で一緒に弁当を食べている陽菜と瞬
七海「お〜。やっぱ美形カップルは絵になるね〜!」陽菜「うっさいな」
人影の少ない通りに倒れる瞬
瞬「くそっ...こんなところで...」
図書館で調べ物をする陽菜
陽菜「えっと...神戸、神戸っと...」
瞬の前に現れる謎の女
謎の女「あなたは...青のエレメント」
次回 palette love story 第2話「目覚める力〜Awakening〜」
目覚めよ!その魂!!


すごいもの載せちゃったなぁ...まあいいや。
なあに、かえって免疫力が付く
(なあに、かえって免疫力が付くのガイドライン参照)